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作品ギャラリー:2011年

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2011年

灯

【毎日賞】受賞作品
3月11日の大震災・・・筆を持つ気力が失せた。
その後の計画停電の毎日。当たり前の日々が当たり前でなくなった。
そんな中、計画停電の夜のろうそくの灯の美しさに心を動かされた。
当たり前の日々では感じる事のできない感動!
「灯」ともしびはそんな情景の美しさから生まれた作品です。
篆刻家の、關正人先生が刻して下さった印を初めて捺しました。大切な作品が評価された喜びを感じています。
(第63回毎日書道展より/120×90cm)
 
うれしいことも かなしいことも 草しげる

うれしいことも かなしいことも 草しげる

山頭火の句「うれしいことも かなしいことも 草しげる」
毎日賞の受賞式の3日後、大切な友の死を知りました。
受賞のお祝いでいただいた筆と、師匠の形見の筆。
二本の筆を合筆して、言葉の想いを表現しました。
(第28回山梨独立書展より/180×97cm)
 
青の龍

青の龍

「風カヲル時」大嶽香子さん作曲の題名。
昇仙峡を龍が駆け上がって行く姿を想像して作った曲だそうです。私の大好きな曲。
文字は龍ですが、青いインドシルクに白い稲光の染めを合わせて、「青の龍」としました。
(石原美歩書展「和音」より/130×35cm)
 
夢日和

夢日和

「風カヲル時」大嶽香子さん作曲の題名。
パフォーマンスでもお世話になった、前田タクヤさんの素敵な歌声に感動して、柔らかな線で表現しました。
(石原美歩書展「和音」より/50×52cm)
 
花鳥風月

花鳥風月

「風カヲル時」大嶽香子さん作曲の名曲。
「花鳥風月」とは、自然界の美しい風物。自然界の風雅な趣を楽しむ事。
日本の美しい原風景を彷彿させるメロディー。
川のせせらぎのようなピアノ、澄んだ空気の森から流れる風のような尺八の響き・・・。
そんな音を書で表現したい・・そんな想いを込めた作。
(石原美歩書展「和音」より/170×45cm)
 
想いがとどきますように

想いがとどきますように

和紙職人笠井正大さんの遊び心から作られた、ハートが漉き込まれた和紙。
そんなかわいい和紙に、ちょっとしたラブレター♪
(石原美歩書展「和音」より/25×35cm)
 
一人じゃないってことの しあわせ

一人じゃないってことの しあわせ

木工西田延康さんのかわいい形の木に書きました。
震災直後の沈んだ日々の中、感じたこと。計画停電に付けたろうそくの灯の美しさ、月明かりの見事な明るさ、普通に生活できる事のありがたさ。
それと、一人じゃないってことのしあわせ。
(石原美歩書展「和音」より/30×18cm)
 
不尽

不尽

富士はいろいろな文字で表現される。
「富士」「不二」「不尽」
・・・尽きる事のない書の道。
(石原美歩書道展「富士を書く」より/60×42cm)
 
太宰治「富嶽百景より」

太宰治「富嶽百景より」

「三七七八米の富士の山と立派に対峙し みじんもゆるがず なんと言うのか金剛力草とでも言いたいくらい けなげにすっくと立っていた あの月見草はよかった 富士には月見草がよく似合う」
笠井正大さんの手漉き和紙、富士山の落水紙に富嶽百景の一説を書きました。
富士の模様が綺麗に見えるように、文字をどのように表現すればいいのか・・・。試行錯誤の末に仕上げた作品です。
(石原美歩書道展「富士を書く」より/60×100cm)
 
霊峰

霊峰

凜としてそびえ立つ「霊峰富士」
霊的な雰囲気が伝わるように、細線で厳冬の富士を表現しました。
(石原美歩書道展「富士を書く」より/120×35cm)
 
富士山

富士山

山中湖からの富士。左に宝永の噴火口が見える。
書線で、文字ではなく、造形を表現してみました。
筆をひねり、吊り上げ、突き引いていく。羊毛筆から生まれる、書線の美を追究していきたい。
(石原美歩書道展「富士を書く」より/80×40cm)
 
雲海

雲海

額が、富士山の雲海を表現している。鈴木木彫さんが制作してくださいました。
素晴らしい額に、文字を表現する事の難しさを知りました。
(石原美歩書道展「富士を書く」より/40×30cm)
 
山襞のしげきこの山いづかたの襞に啼くらむ筒鳥聞こゆ

山襞のしげきこの山いづかたの
襞に啼くらむ筒鳥聞こゆ

若山牧水の歌「山襞のしげきこの山いづかたの 襞に啼くらむ筒鳥聞こゆ」
雨畑硯の「硯匠庵」和室にて、カメラ、スタッフに囲まれながら筆を走らせた。
静けさと緊張の中で書き上げた作です。
この歌は、若山牧水が早川町赤沢宿にて読んだ歌です。赤沢宿に歌碑が建立されています。
(東急ハーベストクラブ会報誌「Harvest Times」掲載作品/52×40cm)
 
雪月花

雪月花

雨畑硯でラメが入っている「煌」という墨を擦り、古い西島和紙の「白鳳箋」に書きました。
表具に使った和紙は、笠井正大さん作の落水紙三種。
藍染め、茜染め、丸模様の白い落水紙で表現されています。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/75×33cm)
 
春の山からころころ石ころ

春の山からころころ石ころ

山頭火の句「春の山からころころ石ころ」
笠井正大さん作の青い花が漉き込んである落水紙に書きました。
表具師の石部尚樹さんの山を模した表現が光ります。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/25×50cm)
 
しきりに落ちる大きい葉かな

しきりに落ちる大きい葉かな

山頭火の句「しきりに落ちる大きい葉かな」
紅葉が漉き込んである落水紙に書きました。
笠井さんの落水紙を、石部さんが柿渋で染めて表具して下さいました。作品全体が、秋に包まれています。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/74×36cm)
 
空へ若竹のなやみなし

空へ若竹のなやみなし

山頭火の句「空へ若竹のなやみなし」
笠井さんの落水紙に、石部さんが柿渋と墨で空へ伸びる様な表現の染めを施してくださり、全て和紙とは思えない掛け軸になりました。
軸先まで竹を使っており、言葉と表具が一体化した作品です。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/95×25cm)
 
ふるさとのことばの中にすわる

ふるさとのことばの中にすわる

山頭火の句「ふるさとのことばの中にすわる」
山頭火の中で一番好きな句。美術館での個展の時も書きました。
山梨には甲州弁、広島には広島弁。それぞれのお国言葉は聞いていると、耳に心地よい。
いろりを囲んでの風景が浮かんでくる。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/120×48cm)
 
ほんのり咲いて水にうつり

ほんのり咲いて水にうつり

山頭火の句「ほんのり咲いて水にうつり」
笠井さんの流水模様の落水紙に裏打ちをしないで、流水が透けて見えるように表具していただきました。
心が癒される作品になりました。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/45×60cm)
 
雪ふる一人ひとりゆく

雪ふる一人ひとりゆく

笠井さんが丁寧に漉いた楮の和紙に、厳しく寂しい線表現で表現しました。
周りの和紙は、厚い落水紙で表具されており、まるで、雪が降り積もっているような装丁になっています。
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/100×50cm)
 
無心

無心

書展の案内はがきに掲載した作品。
望月玉泉さんの刻した雨畑硯で墨を擦り、笠井正大さんの漉いた楮の和紙に書をしたため、笠井さんの和紙で石部尚樹さんが表具する。
雨畑硯で擦った墨は艶やかで、表具された後でも、純白の和紙に光り輝いていた。
四人の力が集結した作「無心」
(石原美歩書展「書にまつわる山梨の職人展」より/150×48cm)
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